40系の新型アルファードは燃費が悪いとの評判があります。せっかく頑張ってアルファードを買っても、燃費で維持できなければ後悔することもあるでしょう。
そこで今回は、新型アルファードの燃費が悪いのかを、ライバル車との比較を交えて検証していきたいと思います。特に、ハイブリッドの燃費は詳しく考察しているのでご確認ください。
40系新型アルファードの燃費の情報をまとめるとこのようになります。
- ガソリン車は6～9km/L、ハイブリッドは13～14km/L程度とあまり良くはない
- ガソリン車とハイブリッドで価格差が80万もあるためガソリン車がおすすめ
- エルグランドやヴェルファイアに比べたら燃費はいい
- 燃費は悪いが馬力が高くパワフル
新型アルファードの燃費が気になる方、燃費のいいミニバンに興味のある方にはぜひご覧いただきたく思います。
燃費の悪いアルファードでも条件が良ければこんな燃費記録も↓↓
出典：Twitter
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新型アルファードの実燃費が大きく向上！ガソリン車の燃費性能はリッター何キロ？
まずは、Zとエグゼクティブラウンジの燃費を確認していきます。
表内上の数値がカタログ燃費、【】内の数値が実燃費となっているので参考にしてみてください。
| グレード | カタログ燃費 【実燃費】 |
燃費達成率 |
| Z ガソリン 2WD |
10.6km/L 【9.0～9.3km/L】 |
85% ～88% |
| Z ガソリン 4WD |
10.3km/L 【6.8～7.1km/L】 |
66% ～69% |
※エグゼクティブラウンジにはガソリン車の設定なし
カタログ燃費は10km/L程度です。実燃費は2WDが9.０km/L程度、4WDは7.0km/L前後といったところですね。ガソリン車ということもありますが、燃費は決していいとはいえません。
また、先代のアルファード30系後期型の実燃費が、2WDで8.46km/L、4WDで6.63km/Lだったので、燃費が向上しているとも言い難い結果となっています。
とはいえ、アルファードは燃費を気にして乗るような車ではないので、2WDで10km/L弱出るならば及第点ではないでしょうか？
新型アルファードハイブリッドの燃費が悪すぎる？データや口コミから分析！
次は、新型アルファード ハイブリッドの燃費を確認していきます。
| グレード | カタログ燃費 【実燃費】 |
燃費達成率 |
| Z ハイブリッド 2WD |
17.7km/L 【14.5km/L】 |
82% |
| Z ハイブリッド 4WD |
16.7km/L 【13.7km/L】 |
82% |
| エグゼクティブ ラウンジ 2WD |
17.5km/L 【14.4km/L】 |
82% |
| エグゼクティブ ラウンジ 4WD |
16.5km/L 【13.5km/L】 |
82% |
先代アルファードのハイブリッドは燃費が悪すぎるということも言われていましたが、今回の新型アルファード ハイブリッドの燃費は少し向上していますね。
先代アルファード ハイブリッドの実燃費はおよそ12km/Lだったのに対し、新型アルファードの実燃費は13～14km/Lとなっています。
また、口コミを見るとカタログ燃費を超えて、20km/Lに迫ることもあるようです。
燃費まぁまぁすごいよね#新型ヴェルファイア#新型アルファード https://t.co/YKr31arWPK pic.twitter.com/6cvpnB65Iy
— チャット·レディ男(王)🦊ྀི 【都心守護代表】【討伐軍S】【討伐隊S】【討伐組】【BLIV】 (@hiroki0503jp1) July 24, 2023
システム出力は250PS！先代より53PSアップ
新型アルファードは燃費だけではなく、システム出力も向上しています。
システム出力とは、ハイブリッド車においてエンジンとモーターを同時に動かしたときの総合的な出力のことをいいます。要は、ハイブリッド車における最高馬力の理論値のことです。
先代のアルファードのシステム出力は197PSでした。対して新型アルファードのシステム出力は250PSであるため、53PSシステム出力が向上していることになります。
新型アルファードはハイブリッドとガソリン車どっちが良いの？
結局、新型アルファードはハイブリッドとガソリン車、どっちがいいのでしょうか？結論からいうと、おすすめはガソリン車です。
燃費のみを考えれば当然ハイブリッドモデルの方がいいでしょう。しかし、ガソリン車とハイブリッドは価格も違います。その差は実に80万円以上。決して小さな差ではないことがわかります。
仮に、年間走行距離を1万km、ガソリン代をリッター170円とすると、年間のガソリン代の差額は約7.2万円です。本体価格の80万円の元を取ろうとすると、11年と1ヶ月以上かかる計算になります。
コスパのみを考えればハイブリッドよりもガソリン車のほうがいいといえるでしょう。
買うべきグレードについてはこちらで紹介しているので、参考にしてみてください。
ライバル車のヴェルファイアやエルグランドと燃費を比較！
ここまでは新型アルファード同士の比較と、ハイブリッドの分析を行ないました。
続いて、新型アルファードのライバル車との比較を見ていきましょう。ここでは、兄弟車のヴェルファイアと、競合車種のエルグランドと比較しています。
| 車種 | カタログ燃費 【実燃費】 |
燃費達成率 |
| トヨタ アルファード ガソリン |
10.6km/L 【9.0～9.3km/L】 |
85% ～88% |
| トヨタ アルファード ハイブリッド |
17.7km/L 【14.5km/L】 |
82% |
| トヨタ ヴェルファイア ガソリン |
10.3km/L 【8.6～9.1km/L】 |
85% ～88% |
| トヨタ ヴェルファイア ハイブリッド |
17.7km/L 【14.5km/L】 |
82% |
| 日産 エルグランド |
10.0km/L 【8.01ｋｍ/L】 |
80% |
ライバル車と比較すると、アルファードの燃費がもっともいいことがわかります。エルグランドはフルモデルチェンジから10年以上が経過しているのもあり、燃費があまりよくないようですね。
アルファードとヴェルファイアは兄弟関係にあるため、同じような燃費性能になります。一点違うのがエンジンです。新型アルファードのエンジンは自然吸気ですが、ヴェルファイアのエンジンはターボエンジンとなっています。
ガソリン車のアルファードとヴェルファイアを比較すると、ヴェルファイアのほうがパワフルなエンジンを搭載しているため、燃費もやや悪いというわけです。
新型アルファードの燃費が異常に悪い！原因や燃費を向上させる方法を紹介
アルファードは異常に燃費が悪いとよくいわれます。燃費が悪い車の代表格となっているほどです。ではなぜアルファードの燃費は悪いのでしょうか？考えていきます。
アルファードは馬力が高いため燃費が良くない
アルファードの燃費が悪い一番の原因は、馬力の高さです。
通常の乗用車の馬力がガソリン車で150PS程度、ハイブリッドのシステム出力が200PSいくかどうか程度です。
対して新型アルファードの馬力はガソリン車で190PS、ハイブリッドシステム出力に至っては250PSを叩き出しています。燃費とパワーはトレードオフの関係にあるため、これだけパワフルならば燃費が悪いのも納得ですね。
新型アルファードの燃費を向上させる方法
新型アルファードの燃費を向上させるためには、以下に気をつけましょう。
- エアコンを使いすぎない（特に夏の冷房）
- 急なアクセルやブレーキはしない
- 不要なアイドリングストップをやめる
- エンジンオイルを定期的に換える
- タイヤの空気圧は適切にしておく
なかでも効果が大きいのが、急アクセルや急ブレーキをやめることです。急アクセルはエンジンに負荷がかかり、その分燃料を消費してしまいます。
また、急ブレーキも燃費によくありません。急ブレーキを踏むということは、エンジンが活発に動いているのを無理やり止めることです。エンジンにも負荷がかかる上、ブレーキで止めたエネルギーは無駄になります。
新型アルファードの燃費を向上させるには、一定の速度での走行と、早めのブレーキを心がけましょう。
新型アルファードの燃費は悪いが満足度は高い！燃費以上の価値がある！
新型アルファードの燃費の情報をまとめると以下のようになります。
- ガソリン車は6～9km/L、ハイブリッドは13～14km/L程度とあまり良くはない
- ガソリン車とハイブリッドで価格差が80万もあるためガソリン車がおすすめ
- エルグランドやヴェルファイアに比べたら燃費はいい
- 燃費は悪いが馬力が高くパワフル
はっきりいって新型アルファードは燃費を気にするような車ではありません。低燃費なミニバンならば他の車種を選ぶべきです。ガソリン代も長期的に高騰していくことが予想されているため、決して負担も小さくないでしょう。
しかし、アルファードは他車にはない高級感やパワフルな走りを楽しめます。そのため、車両本体価格は高額で、燃費も悪いながらも総合満足度は8割を超えています。
燃費は悪いけれども、それ以上に様々な魅力のある新型アルファード。買って後悔することはそうないでしょう。
新型アルファードの燃費に関するFAQ
最後に新型アルファードの燃費に関するよくある質問（FAQ）を紹介します。
- 新型アルファードはハイオクを使うの？
- 新型アルファードの使用燃料は「無鉛レギュラーガソリン」つまり普通のレギュラーで走ります。対して新型ヴェルファイアの使用燃料はハイオクなので注意しましょう。
- 新型アルファードは満タンで何キロ走る？
- アルファードのタンク容量と燃費から、航続距離は以下のようになります。
-
タンク容量 満タン時
航続距離ガソリン車
2WD75L 675～795km ガソリン車
4WD65L 442～670km ハイブリッド 60L 822～1,062km
- 新型アルファードの満タン給油時のガソリンはいくら？
- 新型アルファードのガソリン満タンまで入れた場合の価格は以下の通りです。
-
タンク容量 満タン時
ガソリン代ガソリン車
2WD75L ¥12,750 ガソリン車
4WD65L ¥11,050 ハイブリッド 60L ¥10,200
- 新型アルファードの高速燃費は？
- 新型アルファードの高速燃費は通常の燃費に比べるとやや向上します。表にまとめると以下のようになります。
-
高速燃費 高速実燃費 Z ガソリン
2WD12.6km/L 10.7
～11.1km/LZ ガソリン
4WD12.2km/L 8.1
～8.4km/LZ ハイブリッド
2WD17.8km/L 14.6km/L Z ハイブリッド
4WD17.0km/L 13.9km/L エグゼクティブ
ラウンジ
2WD17.6km/L 14.4km/L エグゼクティブ
ラウンジ
4WD16.9km/L 13.9km/L
新型アルファードを安く買うには？
トヨタ新型アルファードは高いので値引きがかなり重要なんですが、ちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…
値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い
ということです。
この記事を見てくれた人には騙されてほしくないので、新型アルファードの値引き相場や実際の見積もりを、次の記事でチェックしてみてください。
