ステップワゴン

新型ステップワゴンの実燃費は旧型より悪い?ハイブリッド(ehev)を検証

2022年の5月に登場した新型ステップワゴンは、ミニバンらしからぬパワフルな走りが話題を呼んでいます。

しかし、燃費に関しても、ミニバンらしからぬほどガソリンを消費するとの評判も聞かれますが実際はどうなのでしょうか?

今回は新型ステップワゴンの燃費はどれくらい悪いのかを、旧型のステップワゴンや他のミニバンと比較しながら検証していきます。

ライバル車であるセレナやノアとの比較もしているので、ミニバンの購入を検討している方や、ステップワゴンの燃費の悪さがどの程度なのか気になる方は参考にしてください。

新型ステップワゴン燃費のポイント
  1. スパーダとエアーで差はほぼない
  2. ハイブリッドのカタログ燃費は少し盛り気味?
  3. セレナやノアと比べて燃費は良くない
  4. ハイブリッドの高速燃費はあまり落ちない
  5. ガソリン車は高速だと燃費が向上する
  6. ミニバンの中でも燃費がいいとはいえない

新型ステップワゴンの実燃費を公開!エアーとスパーダで差があるかも検証してみた

まずはステップワゴンのカタログ燃費と実燃費を比較していきましょう。スパーダの燃費はこちらです。

スパーダ燃費比較
eHEV
(ハイブリッド)
1.5Lターボ
(ガソリン)
駆動方式 FF FF 4WD
カタログ燃費
[km/L]
19.6 13.7 13.1
実燃費
[km/L]
14.83 12.22 10.25
燃費達成率
[%]
75.7 89.2 78.2

続いてエアーの燃費は以下の通り。

エアー燃費比較
eHEV
(ハイブリッド)
1.5Lターボ
(ガソリン)
駆動方式 FF FF 4WD
カタログ燃費
[km/L]
20.0 13.9 13.3
実燃費
[km/L]
14.83 12.22 10.25
燃費達成率
[%]
74.2 87.9 77.1

スパーダとエアーの燃費を比べると、カタログ燃費はエアーのほうが少し高いですが、実燃費においてはスパーダとエアーでほぼ変わりませんでした。

ガソリン車とハイブリッド車の燃費達成率を比べると、ガソリン車はおよそ8割弱程度カタログ燃費を達成していますが、ハイブリッド車は7割半程度しか達成できていません。

以上のことから、ガソリン車の実燃費はまずまず、ハイブリッドのカタログ燃費は若干盛っているといえるでしょう。

新型ステップワゴンは満タンで何キロ走れる?

満タンで何キロ走れるか(航続距離)は以下の式で求めることが出来ます。

燃費[km/L] × ガソリンタンク容量[L] = 航続距離[km]

ステップワゴンのガソリンタンク容量は52Lですので、これを燃費で掛ければ航続距離が計算できます。

以下の表は航続距離の計算結果です。

ステップワゴンの航続距離  
カタログ燃費
[実燃費]
(航続距離)
スパーダ
(ハイブリッド)
19.6km/L
[14.83km/L]
(771.2~1019.2km)
スパーダ
(ガソリン)
13.1~13.7km/L
[10.22~12.25km/L]
(531.4~712.4km)
エアー
(ハイブリッド)
20.0km/L
[14.83km/L]
(771.2~1040.0km)
エアー
(ガソリン)
13.3~13.9
[10.22~12.25]
(531.4~722.8km)

下限の数値は一番低い実燃費より求めた航続距離で、上限の数値はカタログ燃費の一番高い数値を取った航続距離です。

そのため、基本的に下限を下回ることもまずなければ、上限を上回ることもありません。より実態に近いのが下限の数値と考えておくといいでしょう。

新型ステップワゴンは燃費表示はどこで見れる?

ステップワゴンの燃費計は運転席正面のディスプレイで見れます。

ハンドルの右側についているホイールを使うと画面が切り替わるので、「平均燃費」が表示されている画面を選択してください。 単位がkm/Lの画面です。

また、他の車種でもステアリングホイールや、ディスプレイの切り替えスイッチなどを使ってほぼ同じ要領で出すことができます。

ステップワゴンの新旧比較!燃費はむしろ悪化している?

次はステップワゴンの旧型と新型の燃費比較をしていきます。以下の表をご覧ください。

ステップワゴン新型・旧型比較  
カタログ燃費
[実燃費]
ハイブリッド
(旧型)
20.0km/L
[16.41km/L]
ハイブリッド
(新型)
19.6~20.0km/L
[14.83km/L]
ガソリン
(旧型)
13.0~13.6km/L
[10.0~11.15km/L]
ガソリン
(新型)
13.1~13.9km/L
[10.22~12.25km/L]

まず、カタログ燃費を見てみましょう。ハイブリッド車・ガソリン車ともに新型と旧型の間に大きな差燃費改善はありません。

実燃費においてはガソリン車が気持ちだけ向上しているものの、ハイブリッド車においてはおよそ10%悪化しています。

先ほども検討したように、ハイブリッド車はカタログ燃費が少し大げさになっているかもしれません。

ハイブリッドの燃費を向上させるコツは「エンジンに負担をかけないこと」

スピードを出しすぎない、急ブレーキをしない、これらはガソリン車の燃費を向上させるための方法です。もちろんこれらはハイブリッド車でも大事なことですが、これら以上に大事なことがあります。

ハイブリッド車で燃費を伸ばすコツは「エンジンに極力負担をかけずにモーターで走行すること」です。

例えば、下り坂では惰性で走り続ければエンジンを使わずに済みます。その上、モーターも回転するので、バッテリーへの充電もされます。

また、平地でもモーター走行の際にアクセルを踏んでエンジン走行の際は惰性で走るようにすればエンジンの負担は最小限です。

以上のことを実践すれば、ハイブリッド車の燃費は改善されます。

セレナやノアと比較!燃費の面ではどれがいいの?

ここまではステップワゴン同士で比較してきました。

次はライバル車のセレナやノアと比較していきましょう。

セレナやノアとの比較
カタログ燃費
[実燃費]
セレナ
(ガソリン)
15.0km/L
[11.19km/L]
ノア
(ガソリン)
14.3~15.3km/L
[11.72~16.31km/L]
ステップワゴン
(ガソリン)
13.1~13.9km/L
[10.22~12.25km/L]
セレナ
(ハイブリッド)
17.2~18.0km/L
[14.96~15.73km/L]
ノア
(ハイブリッド)
21.9~23.6km/L
[17.44~17.61km/L]
ステップワゴン
(ハイブリッド)
19.6~20.0km/L
[14.83km/L]

ガソリン車・ハイブリッド車、両方においてセレナやノアに敗北しています。

低燃費が特徴であるトヨタのノアに負けてしまうのは仕方のないことでしょう。

しかし、セレナには日産のハイブリッド技術であるe-POWERが搭載されており、この技術は低~中速粋での燃費があまり良くないことで知られています。

そんなセレナに燃費の面で、ステップワゴンが負けてしまうのは少々残念ですね。

新型ステップワゴンの高速燃費はピカイチ

高速道路は信号がないため、一般道に比べると一定の速度で走行できます。しかし、高速道路では速度を上げるため、空気抵抗を受けて一般道よりも燃費が悪くなることも多いです。

では、新型ステップワゴンの高速での燃費はどうでしょうか?以下の表は、一般道での実燃費と高速での実燃費を比較したものです。

新型ステップワゴンの高速燃費
通常燃費
[高速燃費]
スパーダ
(ハイブリッド)
14.83km/L
[14.53km/L]
スパーダ
(ガソリン)
10.22~12.25
[11.49~13.64km/L]
エアー
(ハイブリッド)
14.83km/L
[14.17km/L]
エアー
(ガソリン)
10.22~12.25km/L
[11.57~13.54km/L]

ハイブリッド車では、スパーダとエアーともに、およそ5%前後燃費が落ちています。しかし、この程度ならば許容範囲内でしょう。

ガソリン車の高速燃費は向上している

対してガソリン車の高速燃費は、一般道に比べて向上しています。

さきほども言ったように高速道路では一定速度で走れますが、空気抵抗を受けるため燃費が下がることが多いです。

しかし、ステップワゴンのガソリン車は1.5Lターボが搭載されているため通常のガソリン車に比べて燃費はよくありませんが、パワーが高いのが特徴です。

ガソリン車はハイブリッド車に比べてパワーが高いため、空気抵抗によって下がる燃費よりも、一定速度で走ることによって上がる燃費効率のほうが勝つのだと考えられます。

ミニバン燃費ランキングはこちら!ステップワゴンの順位は?

最後にミニバンの燃費ランキングをご紹介します。新型ステップワゴンは何位になっているでしょうか?

ミニバン燃費ランキング
順位 車名 実燃費
[WLTCモード]
1 トヨタ
シエンタ
(ハイブリッド)
21.29km/L
[28.2~28.8km/L]
2 シトロエン
ベルランゴ
(ディーゼル)
18.08km/L
[18.0km/L]
3 トヨタ
ノア
(ハイブリッド)
17.52km/L
[21.9~23.6km/L]
4 ホンダ
フリード
(ハイブリッド)
17.32km/L
[19.8~20.8km/L]
5 日産
セレナ
(e-POWER)
15.89km/L
[17.2~18.0km/L]
6 トヨタ
ヴォクシー
(ハイブリッド)
15.86km/L
[23.0km/L]
7 ホンダ
オデッセイ
(ハイブリッド)
15.51km/L
[19.8~20.2km/L]
8 ホンダN-VAN 15.20km/L
[17.0~19.2km/L]
9 ホンダ
ステップワゴン

(ハイブリッド)
14.83km/L
[19.5~20.0km/L]
10 フォルクスワーゲン
ゴルフ トゥーラン
14.46km/L
[18.5~19.3km/L]

ランキング上位のミニバンは20km/L前後の燃費ですが、新型ステップワゴンの燃費は15km/L。トップ10の圏内には入れましたが、燃費は良くないですね

1位のトヨタ シエンタ(ハイブリッド)と比較すると約70%程度の燃費にしかなりません。30%も差があると、長期的な燃料費にもかなりの影響が出るでしょう。

ステップワゴンの燃費はなぜ悪い?

結論からいえば「ステップワゴンはパワーがあるから」です。基本的に車のパワーと燃費は、トレードオフの関係にあります。

ステップワゴンはガソリン車・ハイブリッド車ともに、走りはかなりパワフルです。パワーがあるということはそれだけエンジンに負担がかかるため、燃費も悪くなります。

逆に燃費がいいシエンタやノアはステップワゴンほどのパワーはないため、高速道路や坂道などではステップワゴンに軍配が上がります。

燃費は悪いがパワーは高い!ステップワゴンは高速でこそ輝く

新型ステップワゴンの燃費に関する情報をまとめるとこのようになります。

新型ステップワゴン燃費のポイント
  1. スパーダとエアーで差はほぼない
  2. ハイブリッドのカタログ燃費は少し盛り気味?
  3. セレナやノアと比べて燃費は良くない
  4. ハイブリッドの高速燃費はあまり落ちない
  5. ガソリン車は高速だと燃費が向上する
  6. ミニバンの中でも燃費がいいとはいえない

最近の低燃費車の中には、30km/Lにもなる車もあります。それに比べ、新型ステップワゴンの1Lあたりの走行距離はおよそ半分です。ガソリン代に2倍もの差が出るのはかなりの痛手でしょう。

ガソリン車で十分との意見は本当か?

その代わり、ステップワゴンは一般的なミニバンに比べてパワフルな走行が可能です。特にガソリン車には1.5Lターボが搭載されており、ミニバンとは思えないほどのパワーが出ます。

高速道路や坂道、ちょっとした悪路くらいなら難なく走る様子は、まるでSUVのようにも思えます。

ハイブリッドはモーターで走る都合上、ターボエンジンよりもパワーは出ません。さらに燃費もさほどよくないとなれば、パワーの出るガソリン車で「十分」との意見が出るのもわかります。

以上のことからステップワゴンは、燃費を犠牲にしてパワーを追求したファミリーカーといえるでしょう。

ステップワゴンを安く買うには?


ステップワゴンを安く購入するには値引きが重要になってきます。

ステップワゴンは本体価格が高いので安く買うにはとにかく値引きです!ですが、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…

値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い

ということです。

この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際にステップワゴンを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。

ステップワゴンの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?

 

「ステップワゴン」に関する人気記事

POSTED COMMENT

  1. たぶるくん より:

    ハイブリッドですが 月ごとの実燃費のデータを見てすごい数値ですね。まだ出たばかりの車で1.2月が12km台ってありえない数値ですよね。確かに冬はヒーターをつけるため熱源であるエンジンが回りっぱなしで燃費が悪くなりますが毎日6kmの通勤に使ってて16km/l前後です。現在シートヒーターを購入してヒーターの使用を抑えたら18km/lぐらいになりましたが。
    足も固めでもしなやかで乗りやすいです。急な加速でもグイグイ引っ張られ運転しやすいです。
    後、基本的には静かですね。でも 坂道発進では すぐにエンジンがかかるのでその際でのエンジン音は気になりますが。
    335万円は確かに高いと思いましたが 実際 乗ってみて買って正解だなと感じる車でしたね。

    • なぶー より:

      燃費は道路環境によって大きく変わってくるので、投稿いただいた燃費は冬でもかなりいい方だと思います。
      シートヒーターがあるとエアコンOFFにできるので、燃費にはかなり貢献しそうですよね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。